INTERVIEW 02
メイクアップアーティスト木下庸子さんに伺う
「Koh Gen Do」の魅力。
そして、美容との向きあいかた。
1996年『私立探偵濱マイク』シリーズの第3弾『罠THE TRAP』以来、国内外1,300作品以上(※2024年1月現在(未公開作品を含む))の映画・ドラマ・舞台に協力してきたKoh Gen Do。肌への負担が少なく、長時間美しい仕上がりを保つクオリティは、ヘアメイクアップアーティストをはじめとした、厳しい目を持つ“映像のプロ”からも信頼を得ています。
「ナチュラルで透明感」のあるメイクに定評があり、女優や著名人からの信頼も厚い人気メイクアップ アーティスト(株式会社プラントオパール 代表取締役)木下庸子さんに、映像作品のみならず俳優たちからのリクエストが絶えないKoh Gen Doの魅力や、美容との向きあいかたを伺いました。
メイクアップ アーティスト(株式会社プラントオパール 代表取締役)
木下 庸子さん
2001年嶋田ちあき氏に師事。嶋田ちあきメイクアップアカデミー講師、ヘアメイク活動を経て2007年に独立。
ノーブルな眉作りと「ナチュラルで透明感」のあるメイクに定評があり、女優や著名人からの指名も多い。雑誌や広告、TVなど多方面で活躍中。このほか、航空会社や人材派遣会社など企業レッスンのほか、個人レッスンでもひとりひとりに合った「明日からできるメイクアップ」をコーチングしている。
誰でもテクニックいらずで美しい仕上がりに!
肌へのやさしさにこだわった品質のよさに惹かれています。
2009年のモイスチャーファンデーションの発表会でKoh Gen Doと出会って以来、スキンケアという発想と、美しい仕上がりに魅力を感じて使い続けています。
印象はメイクではなく、肌質からかえるもの
Koh Gen Doのマスカラやコフレなどのビジュアルメイクだけでなく美容部員のコーチングも担当させていただきましたが、ベースメイクの大切さを改めて学んだ、思い出深い撮影があります。
「ひとりのモデルの“肌の色”と“質感”だけを変えて、4つのイメージを作りあげてください」という依頼でした。
そこで、ひとつは白く艶のある肌に仕上げ、若々しく健康的に。もうひとつは、ダークでマットな肌質に仕上げて、ノーブルで高貴な印象へ。といった具合に、ひとりのモデルで4つのイメージを表現し、とても反響をいただきました。
ファンデーションとパウダーの組み合わせを変えて、肌質を変えるだけでなりたい自分を演出でき、よりメイクを楽しむことができます。
素肌以上に美しい「素肌」を、思いのままに創りだせるKoh Gen Doベースメイクは、ずっとリスペクトしています。
一般の女性を綺麗に、ハッピーにしたいという思いで、尊敬する嶋田ちあきさんの門をたたきました。
ある音楽番組で、オープニングに登場した松田聖子さんと、歌っているときの印象が、ガラッと変わったことに衝撃を受けました。
メイクだけで可愛い女性から、モードで格好いい女性に大変身したんです。
そのメイクを担当されたのが、後の師匠 “嶋田ちあき”さん。「彼から技術を学びたい!女性を美しくしたい!」と切望し、弟子入りしました。
理論とアーティスト的な感覚を、両方兼ね備えていた嶋田さんから学べた時間は、私にとって宝物です。
木下さんのお気に入りKoh Gen Doアイテム
左から「フェイスパウダー(ラベンダーピンク)」全2色 12g ¥3,080 「メイクアップ カラーベース(ラベンダーピンク)」 SPF25/PA++全4色 各25g ¥4,400 「ロングラッシュ トリートメント マスカラ」全2色 各8g ¥3,960
「ロングラッシュ トリートメント マスカラ」
発売当時から、一番好きなアイテム。ブラシの形状が短い毛も逃さずキャッチ。
ダマになりにくい上に、しっかりボリュームも出る。
友人の結婚式で凄く泣いたのに、全く落ちませんでした(笑)
目力を出したいときはブラック。
40代以上には、白眼がキレイにみえるインディゴがおすすめです。
「メイクアップ カラーベース(ラベンダーピンク)」
色白さんには、青味系のラベンダーだけでも透明感がでますが、このラベンダーにピンクが加わることによって、どんな肌質の人でも透明感が出るんです。
そのさじ加減が、本当に素晴らしい!
透明感はファンデーションだけで作るものでなく、カラーベースで作ることが大切。
ベースを塗るとやわらかく発光し、トーンアップします。気になるくすみも、重ねることでカバーできますよ。
ファンデーションの色が首より明るくなると、不自然で、実年齢より老けてみえてしまいます。
ファンデーションは首の色にあわせてセレクトを。
肌より少しダークな色を選んであげたほうが、シミやくすみもキレイにカバーできて、美しく仕上がります。ただ、今は白い肌がトレンドなので、トレンド肌になりたい場合は、ジャストカラーを選んでください。
「フェイスパウダー(ラベンダーピンク)」
フェイスパウダーは、私は全体に使わず、鼻とTゾーンにだけ使います。
その方が若々しくみえて、さらに崩れにくくなります。
鼻がテカっていると、メイクが崩れているようにみえるので、しっかり押さえることが大切。
額もサラッとしていた方が美しくみえます。目の下がヨレやすい人は、筆で目じりだけパウダーを重ねてみて。
木下さんのお気に入り美容アイテム
左から「アゲツヤポータブルミニブラシ」「パフ型肌アイロン美顔器 ビュージェニック」「アルティス「和」植物発酵食品」
「アゲツヤポータブルミニブラシ」
荷物はできるだけ軽く、コンパクトにしたい。たった18㎝のペンケースサイズなのに、最高温度MAX210℃の本格派!個別ピン発熱ブラシで、ドライヤーいらず。とかすだけであっという間にサラサラストレート!また、根元から髪先へブロウすればキレイな内巻きに。バッグに入れて、常に持ち歩いています。
「パフ型肌アイロン美顔器 ビュージェニック」
美顔器メーカー「EBiS」が開発した、1台3役の多機能美顔器。“クリーンモード”で、コットンを挟んで、毛穴や首の汚れを落とした後、“モイストモード”で化粧水や美容液を導入し、
“リフトモード”で肌を引き締めます。充電式で持ち運びも便利なので、日々のケアに取り入れています。
「アルティス「和」植物発酵食品」
コロナ禍となって、より“食”に気をつけるようになりました。お気に入りは、免疫力を高める100種類近くの厳選された植物を焙煎・発酵して作られた発酵粉末。舌禍吸収なので、すこしずつ嚙みながら食べています。
外出時の必需品
左から「モイスチャー フィット コンシーラー」7g 全2色 ¥3,960 「UVミネラル クリーム ブラッシュ」(非売品)/ともにKoh Gen Do
メイクポーチには日焼け止めと必ずこの2つが入っています。
「UVミネラル クリーム ブラッシュ」
チークはもちろん、リップとしても。チークを指でつけることが苦手な人は、スポンジを使うと自然に仕上がります。
「モイスチャー フィット コンシーラー」
目の下にチョンチョンと置いて、指でやさしくなじませるだけ。保湿成分が、目元にうるおいを与えながらクマや小ジワもカバーします。
美容は、エネルギースイッチ
毎朝、今日のアイシャドウ何にしようかなあとか、マスカラの組み合わせも変えてみたり。自分でもメイクを楽しむことを心がけています。メイクをすると、元気のスイッチがビシっと入ります!
撮影でヘアメイクをして喜んでいただけると、疲れていても元気になります。
私にとって美容はエネルギー源です。
撮影/蓮見徹 取材/萩原雅子